北浦土鈴

kitune-dorei
北浦土鈴 土鈴と言っても若い人にはピンと来ないかもしれません。縄文時代の遺跡からも出土する土鈴。中に鈴が入っていて可憐な音がして愛くるしくもあります。
秋田県田沢湖町で「工房北の仲間たち」の杉山ハヤトさんが作っている土鈴を工房探訪で紹介予定です。最近は若い人にも静かなブームとか……
まだまだ、春と言っても寒い日が続きますが、暖かくなりましたら、田沢湖にお出かけください。

弘前おもしろスポット どて箱

dotebako
弘前の土手町にあるレンタルボックスは一味違う作品を展示しています。600×900のレンタルボックスとカフェスペース、そしてギャラリーまで併設のお店。クラフト製品はとても良い物ばかりで、どこかのデパートにあってもおかしくない品物が並べられています。津軽塗・こぎん刺しの伝統工芸の作品というよりは、むしろ新しい試みの作品が並んでいます。レンタルボックスを利用しているクラフト作家や職人のコラボ作品も面白い。個性の強いクラフト作家や職人に店のオーナーがコアラボ商品企画の提案などをして作家や職人が意見を聞きながら作った新しい物も展示販売されてします。
クラフト好きなら是非立ち寄ってみて頂きたいお店です。
どて箱
青森県弘前市大字土手町112-1
TEL0172-34-7121


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さき織

sakirori
さき織、裂き織とも呼ばれ、岩手県や青森県に多くの作り手がいます。東北地方は寒さのせいで綿花の栽培には適していません。80代の人なら今でも、昔は大麻で服をというかもしれませんね。昔、明治のころなら山高帽に麻の背広なんて普通の時代でした。戦後は大麻草の禁止で一部特区を除いて生産されなくなりました。ですから大麻草は身近な織物の材料だったのでしょう。もちろん江戸時代は岩手の内陸部はでは木綿の着物はそれはそれは貴重なものでした。

津軽のこぎん刺し、南部の菱刺し、庄内の庄内刺し子などもやはり木綿布に木綿糸で補強して大切に使った木綿。さき織はさらに着れなくなった生地を使い活かすために生まれたものでしょう。その技法は北陸や近畿にも伝わり、色合いの優れたさき織が出来てきます。伝統は藩政時代の南部でしょうか。さき織はたやもそんな工房の一つ、古布と言えば若い人で敬遠する人もいますが、古い布の染は現代の染料とは違い、風合いの良いものです。新しい物なら裂いておる段階からでいいでしょうし、赤系の色など豊富にあります。でも古布はそうはいきません、赤系は本当に少なくなりました。良い作品を作るなら赤系は抜きにできません。まず古布を丁寧に洗います。生地を選びそこから裂く工程です。後は織ですが、横糸に使う古木綿と木綿との色合いは、感性が必要です。まだまだ続きますが、それは現地を訪れて尋ねるのが宜しいかと思います。

さき織はたやホームページ


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津軽塗

tugarunuri
観光シーズンの前だからこそ、色々なお話を聞ける絶好の機会です。5月ゴールデンウイークならどこもかしこも人で、ゆっくりお話しなど出来ません。取材を兼ねて青森県の黒石市に行ってきました。
平日とあって誰もいません。私たちが行った時間は12:30頃です。どこも同じかもしれませんが特に雪の多い地域はなおさらかもしれません。津軽伝承工芸館の津軽塗の工房でのお話です。
バカ塗と言えば聞こえは良くありませんが、バカ正直に漆を使うことからきた話だそうです。漆を塗りその塗った漆を落とす作業をする。本当の色を出す作業に妥協は許されないのでしょう。写真の漆はご存じの唐塗(からぬり)といい津軽塗を代表する塗です。他にも七々子塗(ななこぬり)や紋紗塗(もんしゃぬり)、錦塗(にしきぬり)などの同じ津軽塗いえども、地元の人でさえ知らない人がいるそうです。
出来上がるまで40数回の塗と落としの作業行程を経て作る貴重なものです。聞いて初めて、その塗のすごさが分かるというものです。貴重な時間とお話しをありがとうございました。今度来るときは是非購入したいものです。

てまるプロジェクト

temaru
てまるプロジェクトの代表でもあり岩手県内で数少ない陶磁器の器を作っている陶來の大沢さんを訪ねてきました。
大沢さんが中心になり、県の工業技術センター相談しながら、新しい福祉の器として誕生したのが「手まる」です。2011年にはGOOD DESIGNを受賞しました。
ともすれば、おろそかになりがちな食事の時間。世の中がどんなに変化しても欠かすことのできない食事。大切な人との食事は料理を引き立たせる器でゆっくりと食事をしたいものです。
手まるプロジェクトの原点は使いやすい器。禅宗の僧が托鉢で持ち歩く道具「応量器」に近づく形になりました。この器は、中の食べ物がすくいやすいよう縁にかえしがついています。食べ物を大切に最後までありがたくいただく、という考えもあったのかもしれません。
てまるの器はろくろ成形によって正円が基本で、熟練の手技。焼成時間も通常1.5倍、器の一つ一つが手作りで手描き器です。使い安さにだけではなく器の美しさも兼ね備えています。
くわしくはホームページをご覧ください。http://temaru.jp/