さき織

sakirori
さき織、裂き織とも呼ばれ、岩手県や青森県に多くの作り手がいます。東北地方は寒さのせいで綿花の栽培には適していません。80代の人なら今でも、昔は大麻で服をというかもしれませんね。昔、明治のころなら山高帽に麻の背広なんて普通の時代でした。戦後は大麻草の禁止で一部特区を除いて生産されなくなりました。ですから大麻草は身近な織物の材料だったのでしょう。もちろん江戸時代は岩手の内陸部はでは木綿の着物はそれはそれは貴重なものでした。

津軽のこぎん刺し、南部の菱刺し、庄内の庄内刺し子などもやはり木綿布に木綿糸で補強して大切に使った木綿。さき織はさらに着れなくなった生地を使い活かすために生まれたものでしょう。その技法は北陸や近畿にも伝わり、色合いの優れたさき織が出来てきます。伝統は藩政時代の南部でしょうか。さき織はたやもそんな工房の一つ、古布と言えば若い人で敬遠する人もいますが、古い布の染は現代の染料とは違い、風合いの良いものです。新しい物なら裂いておる段階からでいいでしょうし、赤系の色など豊富にあります。でも古布はそうはいきません、赤系は本当に少なくなりました。良い作品を作るなら赤系は抜きにできません。まず古布を丁寧に洗います。生地を選びそこから裂く工程です。後は織ですが、横糸に使う古木綿と木綿との色合いは、感性が必要です。まだまだ続きますが、それは現地を訪れて尋ねるのが宜しいかと思います。

さき織はたやホームページ


大きな地図で見る